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COLUMN 武蔵小山はっとり歯科・矯正歯科
武蔵小山はっとり歯科・矯正歯科

小児矯正いつからやるのが正解?

2026/03/31

こんにちは、武蔵小山はっとり歯科・矯正歯科です。

おそらく全てのお母さま・お父様が一度は悩んだ事、“うちの子の矯正はいつやった方がいい?そもそも必要か?”について解説します。

まず結論から

“早ければ早いほどいい!歯が生えたらすぐ歯科医院で受診しましょう。遅くても8歳までには歯医者さんに行きましょう。”

重要なことは、虫歯や歯ぐきの汚れ取りだけでなく、歯並びや呼吸・姿勢などのお子様が健康な生命維持機能を獲得できるようなサポートをしてくれる歯科医院を探すこと。早ければ、現状から予測できる悪い未来を回避できます。歯並びや顎の成長や呼吸の知識のない”歯“だけを見る歯医者さんに「今は大丈夫。大人になってから考えましょう」と言われていて、タイミングを逃したお子様をたくさん見てきました。

武蔵小山はっとり歯科・矯正歯科は“歯”だけでなく“身体全体”を診てお口から健康をサポートさせていただきます。

これだけは知りたい!顎の成長と矯正のタイミング

矯正で最重要なことは、適度に顎が成長できるかです。歯自体の大きさは顎の中で作られるので調整はできません。歯全部は通常上14本、下14本。歯がおしくらまんじゅうしないように、きれいに整列できるような椅子(顎の骨)を成長終了までに作らないといけません。

下の図を見てください。スキャモンの発育曲線というもので。20歳での成長を100%としたときに、発育のピークが何歳であるかを示した図になります。

スキャモンの発育曲線

・上の顎は頭蓋骨(神経系)に近い発育を示すため、ピークが7〜9歳あたり
・下の顎は一般型(体幹)に近い発育を示すため、ピークが思春期あたり

小児矯正最大の利点は、顎の成長を誘導できる事!です。体が成長したいタイミングに成長を阻害させる因子を除去して健康的に成長させていきましょう。

歯の生え変わりの時期

次に歯の生え変わりを見ていきましょう。

子どもの歯の生え代わり時期

通常生まれて2歳半あたりで20本の乳歯(子供の歯)が生えます。生え変わりが始まる6歳くらいまでが乳歯列期。6歳から生え変わりが始まり、12歳ごろで永久歯(大人の歯)が完全に生え変わるまでが、混合歯列期。完全に永久歯が生え変わると永久歯列期となります。12歳はまだまだ子供ですが、歯医者さんでは永久歯が生え変わった段階で大人という扱いになります。

矯正の区分

矯正の区分でいうと

・0期治療
→乳歯列期に行う。1期治療に向けて、歯並びを乱す癖や姿勢、口呼吸を改善する

・1期治療
→永久歯がきれいに並ぶよう顎を広げていく。

特にこの時期は上顎の成長ピーク!!ここを逃すと自然な拡大が不可能になります。

呼吸と舌、口腔周囲の機能を正常成長させていくことで、脳の発育や生涯に必要な生命維持機能(呼吸・咀嚼・発音・消化・嚥下)を獲得になります。

・2期治療
→1期治療で顎を広げた後に、歯をきれいに並べていきます。

この時期は思春期であり下の顎の成長がピークなので、下あごのコントロールも重要になります。

1期治療をせずにこの時期から矯正をした場合は成人矯正という扱いになります。

成人矯正であっても成長がまだ残されている場合は、歯を抜いての矯正が避けられる可能性があるので、この時期に矯正治療を始めるのも遅くはありません。

年齢別での矯正チェックポイント

・0歳から怪しいと感じたら耳鼻科にいって口呼吸を改善
・歯が生えたらまず歯医者に行く
・“しゃくれ”だけは3歳位でも早めに受診
・3歳から5歳は矯正準備期、本格矯正に向けての食事・姿勢・癖を治そう
・6~8歳が小児矯正のゴールデンタイム
・9~12歳は少々遅い、小児矯正でなく成人矯正のための準備を

です。細かく解説しますね。

0歳から怪しいと感じたら耳鼻科にいって口呼吸を改善

→当コラムでも何回も登場する「口呼吸」。これだけは、早期に改善するメリットしかありません。通常新生児は鼻呼吸です。

ただ、アレルギー・アデノイド肥大・哺乳姿勢・離乳食軟化などにより後天的に口呼吸に移行3〜5歳で定着する可能性があります。

お口がぽかんと開いている事が多ければすぐ耳鼻科への受診がおすすめです。もちろん、当院は歯科なので触れない領域ですが、かかりつけ耳鼻科さんと連携することも可能です。

歯が生えたらまず歯医者に行く

→離乳食を始める5~6か月ごろから数ヶ月で下の前歯が生えてくるはずです。

まだ、1〜2本しか生えてないから行かなくてもいいだろうとも思う方もいらっしゃるかもしれません。歯医者自身も早すぎると言うクリニックもあるかもしれません。

この時期に来る目的は、歯の治療ではありません。お口の機能のチェック、どのような硬さの離乳食が適切か、フッ素塗布など、ご両親がお子様のお口にどう健康にアプローチしていくか知り、作戦を立てる機会になります。1歳までには一度歯医者さんに行きましょう。

「しゃくれ」だけは3歳位でも早めに受診

→歯医者さんが一番恐れるかみ合わせはおそらく反対咬合です。いわゆる「しゃくれ」と呼ばれる下の顎が前に出ている状態です。

他の歯並びは後述する6歳以降でも十分アプローチが可能ですが、この下あごが前に出ている状態だけは、早期に原因を突き止め早めに対処しなければ将来手術になる可能性があります。

なので、子どもの歯が生えそろった早期の段階での早めの相談がお勧めです。また3歳以上であればある程度の意思疎通もお子様本人とできるため、状況によっては矯正装置も使用可能です。

3歳から5歳は矯正準備期、本格矯正に向けての食事・姿勢・癖を治そう

→3歳以上になると、自我が育ち、ある程度お話ができ、いろいろなことに興味をもち始めます。今までできなかったトレーニングやお子様によっては装置も入れられる可能性もあります。この時期に歯並びを悪くする、姿勢、食事、習慣を取り除くことで、6歳以降の矯正治療が必要なくなる場合も十分あります。逆にこの時期にしっかり

対策をしておかないと将来確実に歯並びが悪くなり、絶対に矯正装置を使わないといけなくなるので、このくらいの時期には歯並びの知識のある歯医者さんに診てもらいましょう。

6-8歳が小児矯正のゴールデンタイム

→この時期が一番矯正を始める良い時期です。小児用の矯正装置のほとんどを使用でき、かつ6歳までにお口の機能が正常に使えていた場合、経過観察のみで器具を使わなくてもいいかもしれません。

ゴールデンタイムであると同時に、ズルズルと後半になってしまうとせっかく効果の出る装置も不発に終わる事もあり、8歳までに必ず歯医者さんに一度は診てもらいましょう。

この時期の最重要ポイントは上の顎の骨を正しく広げてあげ、脳の成長の手助けをすることです。

9-12歳は少々遅い、小児矯正でなく成人矯正のための準備

→この年齢になると上顎の成長も終盤になり、小児矯正としてできる事はだいぶ少なってきます。同じような装置を使っても6-8程の効果が出ない場合もあり、費用対効果が低い可能性もあります。

個々の成長具合を判断しての判断になりますが、装置を使わず舌やお口の周囲筋を整えて、13歳ごろの大人の歯が生え変わってからの矯正に備える

まとめ

さて今日のコラムは、矯正治療の時期について書かせていただきました。

矯正は大人になってからでももちろんできます。ただ、大人と子供の最大の違いは、身体的成長の有無です。早期介入で、お子様本人の負担や費用面でも少なくできる可能性もあります。しかるべき成長のタイミングで早期介入を常にできるよう、虫歯の知識だけでなく、成長や身体全体にアプローチできる歯科クリニックに早くから成長を見守ってもらうことが重要です。

武蔵小山はっとり歯科・矯正歯科では、生まれたその日からの矯正指導が可能です。

お子様のきれいな歯並びだけでなく、脳の成長や、生命維持に必要な機能の向上までサポートさせていただく事が可能ですので、ご連絡ください。

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